旅ときどき美味しい話

旅が好き&食べる事が好きな三十路女のブログ

南インドの旅 インド最南端の岬で初日の出《カニャクマリ》

インドに来て3日目、ようやく初日の出を拝む時がやってきた。
天気は曇り、結構寒い。初日の出も夕陽同様にインド人にまぎれて、お日様が顔を出すのを待ち続けること30分くらい?!だったかな。前夜に知り合った日本人女子と一緒にチャイを飲みながら、まだかまだかとカメラを構える。

どどーーーん!!
お日様、今年も宜しくお願いします!!

f:id:dogchiko:20150705180049j:plain

お恥ずかしい話。私は人生で初日の出を見たのは、これが初めてだった。お日様が顔を出して徐々に辺りが明るくなっていく。さっきまで真っ暗だった地が、お日様の光に照らされて色彩を持ち明るくなる。当たり前のことかもしれないが、とっても感動した。そしてお日様に深々と感謝。

初日の出をしばらく観賞し、振り返ると辺りはヒンドゥー教の巡礼者でごった返していた。。す、すごい人の数。どこからともなくワラワラ沢山人が現れる。この人ごみは、さすがインドだなって思った(笑)彼らは日の出を見た後、神聖なこの地で沐浴をする様です。

f:id:dogchiko:20150705180050j:plain

f:id:dogchiko:20150705180051j:plain

f:id:dogchiko:20150705180054j:plain

インドに来ると私は毎回思う。
当たり前に過ごしている日本での生活がとても有り難いと。
コルカタと言う街でボランティアをしていた時のこと。ボランティア仲間と一緒にチャイ屋でチャイを飲んでいる時、たまたま横に居たインド人男性と話をした。私たちがボランティアだと分かると彼はこう言った。
「あなた達は日本人に産まれてラッキーだ。帰る家があり、ご飯が食べれて綺麗なベッドで毎日眠れる。それだけでラッキーだ。」

確かに、その時滞在していたコルカタと言う街には路上生活者が沢山いた。生きているのか死んでいるのかも分からない痩せ細った老人が道の隅で横になっている。そんな光景は日常だった。そして彼は「ボランティアをしに来ている人は嫌いだ」と・・・。気を悪くさせてしまったのかと思い、その場を去ろうとすると「美味しいビリヤーニを今夜一緒に食べに行かないか?」えっ??さっき、ボランティア嫌いって言うてたやん・・・。気まずい雰囲気になってるのにご飯に誘うかな?!ホント訳わかんないわ~。そう、これがインド人なのだ。

 

でも、そんなインドが愛おしくもある(笑)コルカタでのボランティアの経験はとても貴重な体験でとても大切な思い出だ。毎朝車のクラクションがうるさくて目が覚める。コーランが大音量で聞こえてくる日もある。外に出れば人、人、人、リキシャーマンに後ろから邪魔だと怒鳴られる(笑)スラム街を通れば異臭が鼻を突く。道を聞けば全然違う方向を教えられるし、バスはいつも人がいっぱいで怖くて乗れない。
でも、何でだろうインドが好きなんだなぁ~(笑)あぁ、あのうるさくて臭い街が懐かしい!

目玉商品が日替わりで登場!タイムセール